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7.302022
筋トレは心にも良い
今週も合同会社青山が心と体の為の健康情報をお伝えします。
筋トレは心にも良い。
日本人は欧米人に比べて、不安障害やうつ病が多いことが知られていますよね。
精神医学の世界や脳科学では、この原因をセロトニンの発現量の違いであることを明らかにしています。日本人の96.5%は脳内のセロトニン発現量が少なく、ネガティブなことに対して強い不安をもちやすいのです。
「不安」とは、人間の生存本能として持つ不可欠な感情ですが、過度な状態が続くと最終的には不安障害やうつ病という、ハートの病気へと広がります。そこで、精神医学やスポーツ科学では、投薬や認知行動療法の補助的手段として、ランニングを推奨しています。
これは、幸福感を高めるセロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質、神経成長因子の関与が不安を抑えていることに役立ちます。
そして近年では、「筋トレアンド有酸素運動」も不安を解消する運動として注目を集め始めています。
2020年に世界で初めて、筋トレと、不安やストレスとの関係を調査した20の研究報告をまとめて解析したメタアナリシスが報告されました。筋トレは、健常者の不安を大幅に改善させるとともに、不安障害などの患者さんの不安も改善することが示されたのです。
また、これらの改善効能は、性別、年齢の影響も受けません。そして、筋トレを生涯にわたって継続すれば、心の不安を和らげて暮らしていくことができます。
また筋トレは、うつ病への効果もかなりあります。
運動をしない人に比べ、運動をする人は、心身の健康が悪化した日が過去1カ月で2.9日少なかったのです。なお、過剰な運動はメンタルへの悪化に繋がることもデータで出ています。
筋トレを行っていた被験者では、週3~5回、1回45分以上のトレーニングで30.1%にメンタル改善の効果が認められたのです。
先に述べたとおり、日本人は特にセロトニンの発現量が少なく、不安障害やうつ病を発症させやすい性格をもっています。もし、心に違和感を覚えることがあれば、ぜひ次の言葉を思い出してくださいね。
「不安、落ち込み、ストレスを感じたときは、筋トレ&有酸素運動をしよう!」
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